2009年2月13日金曜日

とらドラ2巻 特装版が重版されるらしい。

先月末は少々忙しく、気付いたら買い逃してました。通常版でもいいかな?と思う部分もあったものの、田中ロミオの短編は気になる……

そんなわけで、昨日アスキーメディアワークスにメールを出してみたところ、一晩で返事が来ました。再販(重版)決定。

近所の本屋に予約しに行ったところ、微妙に面倒くさいことになりそう。
どこが重要かよく分からない部分もあるので、無断ではあるもののメール全文掲載。


平素より弊社のコミックスをご愛読いただきまして 誠にありがとうございます。お問い合わせいただきました 「とらドラ!(2)特装版」について回答させていただきます。

「とらドラ!(2)特装版」ですが、読者様からのお問い合わせが 殺到しているため、急遽重版が決定いたしました。 来週18日頃より順次出荷が開始される予定です。

ただし、「とらドラ!(2)特装版」は流通上書店の「買切商品」と なっているため、通常商品とは違い、書店から注文がない限り 出版社側から出庫することができません。お客様にはわかり づらいことではありますが、書店が注文して初めて店頭に 並ぶ商品であるということをご理解いただけると助かります。 店頭販売分を見越して発注をかけている専門店等では 重版分を見掛ける可能性が高いと思います。 今後とも弊社の商品をよろしくお願いいたします。


私は、このメールの後半部分を、「注文しないと買えないかも」というくらいの意味と考え、近所のツタヤで予約(取り寄せ)を頼みに行きました。でも、上手くいきませんでした。通常版と間違えられたりしないよう、念のため上のメールを携帯に転送して持っていったのですが、「買切商品」という部分を見ると途端に難しそうな顔をされました。

よくわかりませんが、「発売直後に売り買いして、それ以降注文が受け付けられない商品」という感じなのでしょう。また、返品も行われないとかが前提である可能性もあります。
(買切の場合、やはり返品は不可らしい。書店のいろは:「委託」と「買切」の違い )

お店の側では仲介する問屋への注文を行おうにも、
問屋の在庫ゼロ→買切商品→注文不可

という形であるらしく、予約できませんでした。「これ、いわゆる『取り寄せ』ができない商品なんですよね」みたいなことも言われましたが……

最近は注文とかもコンピュータのフォームを利用する様子で、そうなると「買切商品」と分類される場合、「追加注文」みたいなメニューは選べないように注文の装置(POSシステム?)で制御されているのでしょう。下手に注文を受け付けちゃったりすると後で困ることになりますから。


通常の本(上のサイトによると、『委託』)は、書店のほうから注文を出せば、どこかに在庫があるかもしれないし、在庫がなくても重版されて手に入ることもあるのでしょう。
しかし、買切であった場合、出版社からの再販はなく、また返品も不可であるらしいので、問屋がまたどこかから入手してくる可能性も極めて低くなることが予想されます。 したがって、追加の注文がコンピュータネットワークのフォームを通じてはできないと。

そう納得し、「明日あたりに駅前に行った時、本屋いくつか回ってみて、仕入れてくれる店を探そう」と思いつつ帰ってきたんですが、アスキーメディアワークスからのメールには「書店が注文してくれないことには……」って書いてありますね。……はて。


ひょっとすると、
書店:問屋に注文を出せない→注文(取り寄せ)不可
出版社:問屋に重版の旨を伝えられない→出荷が困難


という形で膠着してしまう状況なのかもしれません。
わたしもメールは一応(携帯ごと渡して)見せましたが、店員さんも詳しく読んでなかったかもしれません。私を「買切の商品(目下入手が極めて困難)を探している客」としか見なさず、その「買切商品」が、近く重版され、店側から(POSシステム等を使わずアナログな手段で)注文を出せば入荷できる状態であるということを理解してもらえなかったのかもしれません。


2chの竹宮ゆゆこスレを見ると、重版されること自体は結構前から決まっていたらしいことが書かれています。それと、私のほかにも「今日出版社から重版決定のメールが来た」と書き込んでいる人もいました。
できれば予約したいところですが、アニメグッズ関連のお店では「予約できなかった」と言っている人もいるようなので、明日、駅前まで行く前に、もう一度近所の本屋のほうで注文を試みてみますか。


上手く説明しないと、また注文を引き受けてもらえないかもしれません。
「注文できるってば!」と強硬にせまりつつ、重版通知のメールをちゃんと全文読んでもらえるようにしようと思います。



もう一つ。
とらドラコミックスを描いているのは「絶叫」氏ですが、この人が挿絵を担当している『やってきたよ、ドルイドさん!2』も今月25日に発売。
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=21318

作者の志瑞祐は秋山瑞人、古橋秀之、金原ひとみ(芥川賞)ら同様、法政大金原ゼミ出身とのこと。
秋山スレでは、一人「ハズレだった」とコメントした人がいましたが、秋山クローンな文体やら世界観やらを求めなければ普通に楽しめるラノベだと思います。知人数人に紹介したことがありましたが、内一人が(いつの間にか)購入し、結構気に入っていた様子でした。


他にも、今月はとある飛空士への恋歌(2/18)、さくらファミリア3巻(2/20)あたりも読む予定。
飛空士は、前作と同一世界観で、シャルルやファナとは別の人物等の物語だとか。
さくらファミリアのほうは「クライマックス」と紹介されていますが、3巻が最終巻なのでしょうか。

……よくわかる現代魔法の6巻(サブタイトルはFirefox)も2月発売予定だったはずですが、今見てみたら3月に延期されていました。


追記
とらドラ2巻特装版はなんとか購入できました。
お店によって、入荷状況が未定だったり、予約を受け付けてくれなかったりで結構大変でした。

応対してくれた店員さんは女性だったりすることも何度かありましたが、口頭で「とらドラ」と伝えただけで、予約の紙に"とら"をひらがな、"ドラ"をカタカナで書いてくれる人がいたり、他のお店では「注文できるかなあ?」と自信なさげに対応されていたところに、「再販が決定してるのでちゃんと入荷します」と口を挟んでくれる人(女性店員)がいたりと、結構とらドラも知名度があることに驚きました。
アニメ化されてるし、これくらい驚くことでもないのかな?